出っ歯矯正の種類別費用比較|自分に合った治療法を選ぶための目安
出っ歯(上顎前突)の矯正は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや発音の改善にもつながります。
しかし、矯正方法によって治療期間や費用が大きく異なるため、事前に理解しておくことが大切です。
この記事では、出っ歯矯正の種類別費用と特徴を詳しく解説します。
■ 出っ歯矯正の主な種類と費用目安
| 矯正方法 | 特徴 | 治療期間 | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| ワイヤー矯正(表側) | 歯の表面にワイヤーとブラケットを装着 | 1〜3年 | 60万〜100万円 |
| ワイヤー矯正(裏側・舌側) | 歯の裏側に装置をつけるため目立たない | 1〜3年 | 100万〜150万円 |
| マウスピース矯正(インビザラインなど) | 透明なマウスピースで目立たない | 1〜2年 | 80万〜120万円 |
| 部分矯正(前歯のみ) | 上の前歯だけを矯正 | 6か月〜1年 | 20万〜50万円 |
| 外科矯正(骨格性の場合) | 顎の骨を切る手術が必要な場合 | 1〜2年(手術含む) | 100万〜200万円以上 |
■ 矯正方法ごとの特徴
1. ワイヤー矯正(表側)
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長年実績のある方法で、幅広い症例に対応
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目立つため、見た目を気にする人には注意が必要
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毎月の調整が必要
2. ワイヤー矯正(裏側・舌側)
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見た目を気にせず矯正できる
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発音や舌の動きに影響が出ることがある
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費用は表側より高め
3. マウスピース矯正
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透明で目立たず、取り外しも可能
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適応症例に制限があることがある
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毎日の装着時間を守る必要あり
4. 部分矯正
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前歯のみ矯正する場合に適用
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治療期間と費用が抑えられる
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噛み合わせ全体の改善には不向き
5. 外科矯正
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骨格性の出っ歯(顎の位置が原因)の場合に必要
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治療期間や費用が大きくなる
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保険が適用される場合もある(骨格異常に限る)
■ 費用を抑えるためのポイント
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矯正期間を短くする方法を相談
- 部分矯正やマウスピース矯正で対応できる場合も -
医院ごとの料金体系を比較
- 分割払い・月額制・総額制など、支払い方法も確認 -
保険適用の条件を確認
- 骨格性の出っ歯は一部保険が適用されるケースあり
■ まとめ
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出っ歯矯正には表側ワイヤー・裏側ワイヤー・マウスピース・部分矯正・外科矯正の5種類がある
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費用は20万〜200万円以上と大きく差がある
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見た目の目立たなさ、期間、費用のバランスを考えて選ぶことが重要
自分の出っ歯の原因や生活スタイルに合った矯正方法を選ぶことで、費用を抑えつつ効果的に改善できます。